今回ご紹介するゲストは、
ちょっと変わった趣味を持つ、大学院生の
H君です。
いつも和歌山市から二時間以上かけて自転車🚲で来てくれます😳スゴー❗️
そんな彼が初めて来店した時の事。
今でもはっきりと覚えてます😁
おもむろに鞄から大事そうに箱に入った何かを取り出し…
「顔剃りを自分が持ってきたこのカミソリで剃って欲しいんです。」と…
横にいたマスターがグッと食いついて、箱の中を覗き込み…
「懐かしい!😳日本刀型の昔のカミソリやん❗️」
そうです。
箱の中身は
“日本刀型カミソリ”
今ではカミソリはすべて替え刃式になっていますが、
昔(マスターが若い頃)は、
まだカミソリは日本刀型で、
毎日それを研ぐ必要があったんです。(大変😱)
若かりし日のマスターは、
カミソリを研ぐ修行から始まり、
来る日も来る日も研ぎ続けたそうです。
僕も、昔父が使っていたであろう
“日本刀型カミソリ”は見た事はあるのですが、当然使った事なんてありません。
それに、ハサミを少し研ぐ事はあってもガッツリ研ぐなんて事も出来ません😅
なので
「珍しいお客様だなぁ」
なんて思ってると…
その日本刀カミソリを眺めながらマスターが
「ええで。わしが剃ったる!💪🏻」
「ほんでこれあんたが研いだんか?」
「まだ研ぎきれてない所あるけどな」
矢継ぎ早にかなりテンション高めに質問しながら嬉しそうに剃るマスター 笑笑
「僕、こんなん研いだりするの好きなんです!」
「えっ、研げてないですか?」
と、こんな風に会話が弾んで…
2人はすっかり仲良しに…笑笑
そんなこんなでH君も
来店してもらってもう三年かな?
いやもっとかな?
今でも二人はこうやって相変わらずのカミソリ談義に花が咲きます。
マスターにとっては古き良き時代を思い出しながら話が出来る唯一の相手。
H君にとっては唯一ちょっと変わった趣味を共有できる相手。
かなりの年の差のお友達です 笑笑
でもH君来年には就職しちゃうから…
ちょっと寂しいマスターでありました😌